白髪はなぜ増える?

60代では、男性女性問わず、多くの人が白髪や薄毛などの髪の毛の悩みを抱えています。

50代の頃はわずかしかなかった白髪も、60代になってだんだん増えてくると年齢を感じざるを得ませんが、白髪は加齢とともになぜ増えるのでしょうか。
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加齢により白髪が増える原因

いつまでも若々しくいたいと願っても、白髪があるとどうしても印象が変わってしまいます。

白髪をこれ以上増やさないためにも、加齢とともにどうして白髪が増えてしまうのか、その原因をさぐってみましょう。

  • 色素幹細胞の衰え
    色素幹細胞とは、毛根の中にあって毛髪に色をつける色素細胞(メラノサイト)の元になるものです。
    毛母細胞から生えたばかりの毛髪は元々色がついていませんが、成長の過程で色素細胞が作り出すメラニン色素を取り込むため、着色されて黒髪となります。
    しかし、加齢に伴い色素幹細胞の働きが衰えてくると、色素細胞からメラニン色素を作り出す力も弱ってくるため、白髪が増えて来ます。
  • 色素細胞(メラノサイト)の減少
    髪の毛を黒く着色するメラニン色素を生み出すのが、色素細胞(メラノサイト)ですが、この色素細胞は脱毛の時に、毛髪とともに抜け落ちてしまいます。
    通常は、発毛サイクルに従って、次の新しい毛髪が生えるときに色素細胞が再配置され、メラニン色素が再び作られますが、加齢に伴い細胞の力が弱まると再配置されず、色素細胞の数が減少して行きます。
    また、色素細胞が色素を作るときには、チロシナーゼという酸素の働きが欠かせませんが、このチロシナーゼも年齢と共に減少していきます。
    その結果、メラニン色素が作られなくなり、白髪が増えることになります。
  • 栄養不足
    何らかの要因により、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足すると、色素細胞がメラニン色素を作り出す力が弱くなり、白髪が増えることがあります。
    特にビタミン、タンパク質、カルシウム・亜鉛・アミノ酸・銅などの栄養が不足すると白髪の発生を加速します。
  • 病気の影響
    60代になると、何らかの持病を持っている方も増えて来ますが、甲状腺疾患や、胃腸疾患、貧血症など、慢性の病気の影響で白髪が増えたり、薬の副作用で白髪が増えることがあります。

  • ストレスの影響
    悩みや心配事など、精神的なストレスも白髪を増やす原因となります。
    ストレスは、体を緊張させ、毛細血管の血流を悪くするため、髪の毛の成長に必要な栄養素や酸素が十分に行き届かないからです。
    また、ホルモンバランスが崩れたり、発毛サイクルが乱れたりして、白髪の発生を加速させます。