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血圧が高いとなぜ危険なのか

血圧が高いとなぜ危険なのか

60代、70代になって気にかかるのが血圧です。日本では、国民の4人に1人が高血圧と言われていますが、高血圧そのものは何の症状もないため、あまり危機感を持たない人も少なくありません。血圧が高いとなぜ危険なのかを把握し、健康で長生きするためにも血圧コントロールをして行きましょう。

高血圧はサイレントキラー

高血圧は「サイレントキラー」と良く言われます。サイレントキラーとは、直訳すれば「静かなる殺し屋」です。その言葉通りに、高血圧は本人が知らないうちにじわじわと健康をむしばんでいるのです。しかも脳や心臓など、生命の重要な部分が狙われているのです。
血圧が高いとわかったら、早めに対策をとる必要があります。

高血圧が健康に与える影響

高血圧が怖いのは、血圧が高いことにより合併症が進行するからです。高血圧が健康に与える影響には、次のようなものがあります。

  • 脳への影響
    血圧が高いということは、血管の中を流れる血液の圧力が高いということです。その圧力に耐えるために血管壁は厚く硬くなりますが、同時に弾力性は失われます。そうなると、血管壁の内側は非常に傷つきやすくなり、傷ついた部分にはコレステロールが沈着しやすくなります。
    その結果、血管の内側はますます狭くなり動脈硬化が進行しますが、細くなった脳の血管が詰まると脳梗塞が起こります。また、もろくなった脳の血管に無理やり高い圧力の血液が流れてくるので、それに耐え切れず血管が破裂すると脳出血を起こします。脳梗塞と脳出血のいずれも、高血圧が発症の原因に大きくかかわっています。
  • 心臓への影響
    血圧が高い状態が続くと、硬く細くなって弾力を失った血管に血液を送らなければならないので、心臓にも大きな負担がかかります。心臓は心筋を厚くして血液を押し出す力を高めようとしますが、その結果、心臓肥大となり動悸や息切れ、時には呼吸困難などの症状が現れるようになります。心臓の収縮力が弱くなると心不全の状態になり、血管が狭窄を起こして血液の流れが滞ると心筋梗塞を起こします。心筋梗塞は、突然の胸部の痛みや呼吸困難、呼吸停止に襲われますが、発作から1時間以内に対処しなければ、非常に危険な状態になります。。
    また、高血圧や高脂血症が誘因となって、心臓の冠動脈にプラークという固まりができることがありますが、そうなると血液の通り道が狭くなり、狭心症の発作を起こしやすくなります。

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  • 腎臓への影響
    腎臓は、血液の中から老廃物や有害物質を取り出してろ過し、きれいになった血液を心臓に戻したり、尿として体外に排出する働きをしているため、無数の細い血管(末梢血管)が張り巡らされています。
    しかし、血圧が上がるとこの抹消血管が硬くなり血液が流れにくくなります。すると、さらに血圧が上がり腎臓の働きも低下します。腎臓の働きが低下すると、塩分と水分の排泄がうまく行かなくなって血液量が増加し、さらに血圧が上がるという悪循環になります。



高血圧の数値はいくつから?

脳や心臓、腎臓などの重要な臓器への合併症を防ぐためには、血圧コントロールは欠かせません。
では、高血圧の数値はいくつからなのか、どのくらいの数値なら安心なのかについては、日本高血圧学界の基準が参考になります。

【日本高血圧学会の基準】
(左が収縮期血圧、右が拡張期血圧の値です。単位はmmHg)
120~80・・・・・至適血圧
130~85・・・・・正常血圧
139~89・・・・・正常高値血圧
159~99・・・・・軽症高血圧
179~109・・・・中等症高血圧
180~110~・・・重症高血圧

通常は、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。
なお、WHO(世界保健機構)による世界共通基準では、収縮期血圧がが160mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上が高血圧の基準とされています。

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