退職金の資産運用を考える
定年後の資産運用を考える場合、退職金の運用はそのスタートと言えるかもしれません。
老後の生活を支える大切な資金である退職金を上手に運用することにより、より安定した豊かな老後を手に入れることができます。
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退職金運用のポイント
退職金を効果的に運用するためのポイントをあげておきますので、参考にしてみてください。
最初に目的別に分ける
退職金の使途について目的別に分けましょう。
生活費に回す分、すぐに必要となる分、将来必要となる分、すぐに使わない分などに分けておくことにより、運用の仕方もそれぞれ変わって来ます。
低リスク商品と高リスク商品を組み合わせる
生活費に回す分や、どうしても必要となる分は、元本が保障された低リスクの金融商品で運用するのが基本です。
余裕のある分を高リスクの金融商品に回すようにしましょう。
金融機関を分散させる
退職金は、全部をひとつの金融機関に預けておくより、万一の場合を考えていくつかの金融機関に分散させておくほうが安全です。
自分で情報収集を
金融機関や知人から「金利が高く、儲かるから」などと、色々な金融商品を勧められることもありますが、金利が高いものほどリスクが高くなっています。
安易に飛びつくことなく、自分でしっかりと情報収集をしましょう。
長期間の資産運用の注意点
短期的に使う資金は、元本が保障された低リスクの商品で運用する必要がありますが、長期間の資産運用の場合は、安全性ばかり考慮していてはかえってリスクが高くなってしまいます。
経済状況が変化し、インフレになった場合、円高から円安傾向になった場合など、資産が目減りしてしまうからです。
長期間の資産運用は、インフレに連動して値動きをする金融商品や、円安に有利な外貨建の金融商品をうまく組み合わせておくことにより、このようなリスクを回避することができます。
退職金優遇定期預金プランとは?
大手銀行など、多くの金融機関で「退職金優遇定期預金プラン」というものを取り扱っています。
これは退職金限定で金利が優遇された定期預金サービスです。
退職金をどのように運用したらよいかわからないと言う方や、情報収集がまだ不十分という方は、とりあえず「退職金優遇定期預金プラン」を利用してみるのも良いでしょう。
ただし、このようなサービスは、退職日から1年以内であること、申し込み金額は500万円以上、利用は1人1回限りなどの条件がついている場合が殆どなので注意してください。
また、初回の満期日が過ぎると自動継続で普通の金利に戻ってしまったり、金融機関によっては満期後にリスクの高い投資商品を勧められることもありますので、この点も注意が必要です。
【参考書籍】
【関連ページ】